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「まあね。格好は気にしないんだよ。何たって美術2だから」
全く気にしない、といった口調で言う晃。
「そんな格好するから櫛引誘っても断られるんだよ」
その一言に足がピタッ、と止まる晃。
「やっぱり?」
「あたりきしゃりき、けつの穴ブリキ」
「…………」
「……そんな冷たい目で見るなよ。軽いジョークだって、軽いジョーク」
勢いよく晃の背中を叩く仁科。
「でもよ、もう少しかっこよくバビッと決めた方がいいに決まっているぜ。元がよくないんだから努力しなきゃよ」
仁科の言葉を聞いてしゃがみ込む晃。
「……元が良くないって……」
「まさか『俺はカッコいいっ!』なんて思ってんのか?」
仁科の確認に無言で首を横に振る晃。
「だったらよ〜、高級ブランド買えとは言わんけど、少しは服にも気をつけろよ」